診療支援
薬剤

パシレオチドパモ酸塩新様式
2499
pasireotide pamoate
シグニフォーLAR Signifor LAR(レコルダティ)
 筋注用キット:10・20・30・40・60mg

適応

1〔20・40・60mg〕先端巨大症・下垂体性巨人症(外科的処置で効果が不十分又は施行が困難な場合)における成長ホルモン,IGF-I(ソマトメジン-C)分泌過剰状態及び諸症状の改善

2〔10・20・30・40mg〕クッシング病(外科的処置で効果が不十分又は施行が困難な場合)

注意1

1)下垂体性巨人症については,脳性巨人症や染色体異常等他の原因による高身長例を鑑別し,下垂体性病変に由来するものであることを十分に確認

2)投与にあたっては,高血糖の発症リスクを考慮し,他のソマトスタチンアナログで効果が不十分な場合等,本剤による治療がより適切と考えられる場合に使用

用法

140mgを4週毎に3カ月間,臀部筋注.その後は患者の病態に応じて20mg,40mg又は60mgを4週毎に投与 210mgを4週毎に,臀部筋注.なお,患者の状態に応じて適宜増可,最高用量は40mg 注意1

①60mgを上限とし成長ホルモン濃度,IGF-I濃度及び臨床症状により20mg単位で適宜増減可.尚60mgまで増量しても改善がみられない場合は他の治療法への切り替えを考慮

②中等度(Child-Pugh分類クラスB)の肝機能障害では20mgを4週毎に3カ月間,臀部筋肉内に注射.その後は状態に応じて20mg又は40mgを4週毎に投与

2

①用量は40mgを上限とし,血中・尿中コルチゾール値,臨床症状等により,10~40mgの範囲で適宜増減できる.なお,40mgまで増量しても改善がみられない場合には,他の治療法への切替えを考慮

②中等度(Child-Pugh分類クラスB)の肝機能障害のある患者では,10mgを4週毎に臀部筋肉内に注射.なお,患者の状態に応じて適宜増可,最高用量は20mgとする

禁忌

1)過敏症

2)重度(Child-Pugh分類クラスC)の肝機能障害(血中濃度が上昇し副作用が起こり易くなる)

注意

〈基本〉

①本剤の作用機序に

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