診療支援
薬剤

シナカルセト塩酸塩新様式
399
cinacalcet hydrochloride
レグパラ Regpara(協和キリン)
 :12.5・25・75mg

適応

1維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症

2次の疾患における高カルシウム血症

a)副甲状腺癌

b)副甲状腺摘出術不能又は術後再発の原発性副甲状腺機能亢進症

用法

1開始用量は1日1回25mg.以後,副甲状腺ホルモン(PTH)及び血清Ca濃度の十分な観察の下,1日1回25~75mgの間で適宜用量を調整 ►PTHの改善ない場合は,1回100mgを上限 ►増量の際は,増量幅を25mgとし,3週間以上の間隔をあける 2開始用量は1回25mgを1日2回.以後,血清Ca濃度の十分な観察の下,1回25~75mgの間で適宜用量を調整し,1日2回 ►増量の際は,1回の増量幅を25mgとし,2週間以上の間隔をあける ►尚,血清Ca濃度の改善が認められない場合は,1回75mgを1日3回又は4回まで投与できる 注意

1

a)血中Ca低下作用→血清Ca値が低値でないこと(目安:9.0mg/dL以上)を確認して投与を開始

b)血清Ca濃度は開始時及び用量調整時は週1回,維持期には2週に1回以上測定.8.4mg/dL以下に低下の際は,週1回以上測定し,原則増量を行わず,Ca剤やVD製剤の投与を考慮し,必要に応じ本剤の減量.更に7.5mg/dL以下の際は,直ちに休薬.週1回以上測定し,再開は8.4mg/dL以上に回復を確認後,休薬前の用量か,それ以下の用量とする.いずれの際も心電図検査実施が望ましい.血清Ca濃度やPTHのコントロールが困難な場合には減量幅を12.5mgとすることを考慮.血清Ca濃度の検査は,本剤の薬効及び安全性を適正に判断するために,服用前に実施が望ましい.又,低アルブミン血症(4.0g/dL未満)の場合には,補正値を指標に用いることが望ましい.*補正Ca値算出方法:補正Ca値(mg/dL)=血清Ca値(mg/dL)-血清アルブミン値(g/dL)+4.0

c)PTHが管理目標値に維持されるように,定期

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