診療支援
薬剤

エボカルセト新様式
3999
evocalcet
オルケディア Orkedia(協和キリン)
 :1・2・4mg

適応

1維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症

2副甲状腺癌,副甲状腺摘出術不能又は術後再発の原発性副甲状腺機能亢進症における高カルシウム血症

用法

11回1mgを開始用量とし,1日1回経口.状態に応じ開始用量として1日1回2mgを経口可.以後は患者の副甲状腺ホルモン(PTH)及び血清Ca濃度の十分な観察の下,1日1回1~8mgの間で適宜用量を調整するが,効果不十分な場合は適宜用量を調整し,1日1回12mgまで経口投与可 21回2mgを開始用量とし,1日1回経口.患者の血清Ca濃度に応じ開始用量として1回2mgを1日2回経口可.以後は患者の血清Ca濃度により投与量及び投与回数を適宜増減するが,投与量は1回6mg,投与回数は1日4回まで 注意1

①本剤は血中Ca低下作用を有する為,血清Ca濃度が低値でないこと(目安として8.4mg/dL以上)を確認して投与を開始

②増量の場合は増量幅を1mgとし,2週間以上の間隔をあけて行う

③PTHが高値(目安としてintact PTHが500pg/mL以上)かつ血清Ca濃度が9.0mg/dL以上の場合は,開始用量として1日1回2mgを考慮(添付文書の「臨床成績」参照)

④血清Ca濃度は,開始時及び用量調整時は週1回以上測定し,維持期には2週に1回以上測定.血清Ca濃度が8.4mg/dL未満に低下した場合は次表のように対応.血清Ca濃度の検査は,薬効及び安全性を適正に判断する為に服薬前の実施が望ましい.又低アルブミン血症(血清アルブミン濃度が4.0g/dL未満)の場合には,補正値〔補正Ca濃度算出方法:補正Ca濃度(mg/dL)=血清Ca濃度(mg/dL)-血清アルブミン濃度(g/dL)+4.0〕を指標に用いる事が望ましい

⑤PTHが管理目標値に維持されるように定期的にPTHを測定.PTHの測定は開始時及び用量調整時(目安として投与開始から3カ月程度)は月2

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