適応
1以下に伴う随伴症状:頭部外傷後遺症
2以下に伴う末梢循環障害:ビュルガー病,閉塞性動脈硬化症,血栓性静脈炎,静脈血栓症,レイノー病及びレイノー症候群,凍瘡,凍傷,特発性脱疽,糖尿病による末梢血管障害
3子宮収縮の抑制(切迫流・早産,注過強陣痛)
4月経困難症
用法
内1241回10~20mg 1日3~4回 31日30~60mg 分3~4 注12重症・急性の場合:1回5~10mg 1日2~3回 筋注 31回5~10mg 1~2時間毎に筋注 4重症の場合:1回5~10mg 筋注 ►注いずれも症状が治まったら経口切替 ►いずれも年齢,症状により増減
禁忌
〔共通〕妊娠12週未満の妊婦 筋
1)脳出血(症状悪化の恐れ)
2)分娩直後(出血助長の恐れ)
3)胎盤早期剥離患者(疼痛,出血,止血障害,急性貧血及びショック症状等が悪化の恐れ)
注意
〈基本〉頭蓋内出血の疑いのある患者には,止血完成が推定される発作後10日ないし2週間頃から投与 〈その他〉筋海外で点滴静注により,新生児に低血糖症,腸閉塞が現れたとの報告
患者背景
〈合併・既往〉
①心悸亢進(心拍数,心拍出量の増大により症状悪化の恐れ)
②低血圧(一過性の血圧低下)
③錠分娩直後(出血助長の恐れ)
④錠脳出血(症状悪化の恐れ)
〈妊婦〉妊C妊娠12週未満:禁忌 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止 〈高齢〉減量等注意
相互
〈併用注意〉
1)β刺激薬:作用増強の恐れ(β受容体刺激増強)
2)β遮断薬:作用減弱の恐れ(β受容体での阻害)
副作用
〈その他〉
1)消化器(悪心・嘔吐) 錠(食欲不振,下痢,胃痛,口内炎,舌炎)
2)循環器(心悸亢進,血圧低下,顔面潮紅)
3)精神神経(めまい,眠気) 錠〔頭痛(頭重感),倦怠感〕
4)皮膚(発疹等) 錠(発汗)
5)その他(月経過多)
作用
1)血液粘度低下作用で血液の流動性を高め,微小循環領域における血流を確保.又血管平滑筋に直接作用