適応
骨粗鬆症 注意日本骨代謝学会の診断基準等を参考に,骨粗鬆症との診断が確定している患者を対象
用法
内成人100mgを1カ月に1回,起床時に十分量(約180mL)の水と共に服用.服用後少なくとも60分は横にならず,水を除く飲食及び他の薬剤の服用を避ける 静成人1mgを1カ月に1回,静脈内投与 ►できるだけ緩徐に静脈内投与 注意内
①本剤は水で服用.水以外の飲料(Ca,Mg等の含量の高いミネラルウォーターを含む),食物又は他の薬剤と一緒に服用すると吸収を妨げる→起床後,最初の飲食前に服用し,かつ服用後少なくとも60分は水以外の飲食を避ける
②食道及び局所への副作用の可能性を低下させるため,速やかに胃内へと到達させることが重要→以下の事項に注意
a)噛んだり,口中で溶かしたりしない(口腔咽頭部に潰瘍を生じる可能性)
b)上体を起こした状態で十分量(約180mL)の水と共に服用し,服用後60分は横にならない
c)就寝時又は起床前に服用しない
③本剤は月1回服用→服用を忘れた場合は気づいた日の翌日に1錠服用し,以後,その服用を基点とし1カ月間隔で服用
静本剤は月1回投与薬剤.本剤の投与が予定から遅れた場合は可能な限り速やかに投与を行い,以後,その投与を基点とし,1カ月間隔で投与
禁忌
1)錠食道狭窄又はアカラシア(食道弛緩不能症)等の食道通過を遅延させる障害(食道局所における副作用発現の危険性高い)
2)錠服用時に立位又は坐位を60分以上保てない患者
3)過敏症(本剤,他のビスホスホネート系薬剤)
4)低Ca血症(血清Ca値が低下し,低Ca血症の症状が悪化)
5)妊婦・妊娠
注意
〈基本〉
➊他のビスホスホネート系薬剤と同様に,咽喉頭,食道等の粘膜に対し局所刺激症状を引き起こす恐れ→適切に服用しない患者では,食道,口腔内に重度の副作用が発現する可能性があるので,服用法について患者を十分指導し理解させる
➋上部消化管に