合剤

調剤用パンビタン Panvitan(武田テバ薬)

　末(重質)：1g中　レチノールパルミチン酸エステル(レチノールとして)2,500IU，チアミン硝化物1mg，リボフラビン1.5mg，ピリドキシン塩酸塩1mg，シアノコバラミン1μg，アスコルビン酸37.5mg，エルゴカルシフェロール200IU，トコフェロール酢酸エステル1.1mg(トコフェロールとして1mg)，パントテン酸カルシウム5mg，ニコチン酸アミド10mg，葉酸0.5mg

適応

本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し，食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患，妊産婦，授乳婦等)．効果がないのに漫然と使用しない

用法

1日1～2g(増減)

禁忌

妊娠3カ月以内又は妊娠を希望する女性へのビタミンA5,000IU/日以上の投与(ビタミンA欠乏症の女性除く)

注意

〈基本〉葉酸が配合されているので，悪性貧血に投与すると，血液状態は改善するが，神経症状に効果がないので，投与する

初出:治療薬マニュアル2024 発行:2024年1月

収載:医学書院 医療情報サービス（2024年5月17日　掲-ID：yak_00000-00_a042c004d001z0001）