診療支援
薬剤

合剤新様式
3259
ミキシッド Mixid(大塚工)
 L輸液:900mL H輸液:900mL

適応

経口,経腸管栄養補給が不能又は不十分で,経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の水分,電解質,アミノ酸,脂肪,カロリー補給 注意

1)IVH用の栄養輸液として組成を固定→重篤な肝障害,腎障害(透析又は血液ろ過患者を除く)等の特殊な輸液組成を必要とする疾患には使用しない

2)L輸液は耐糖能が不明の場合及び病態により耐糖能が低下している場合の開始液,或いは侵襲時等で耐糖能が低下し,カロリー制限の必要がある場合の維持液.H輸液は通常の必要カロリー量の患者の維持液

3)投与時:尿量が1日500mL又は1時間当り20mL以上が望ましい

用法

L輸液〔IVHの開始液〕耐糖能が不明の場合や耐糖能が低下している場合 〔IVHの維持液〕侵襲時等で耐糖能が低下しており,ブドウ糖を制限する必要がある場合 1日1,800mL 24時間かけて中心静脈内に持続点滴(増減) H輸液〔IVHの維持液〕1日1,800mL 24時間かけて中心静脈内に持続点滴(増減) ►用時,隔壁を開通して上室液と下室液をよく混合し,開始液又は維持液とする 注意高カロリー輸液療法施行中にVB1欠乏により重篤なアシドーシス→必ず必要量(1日3mg以上を目安)のVB1を投与

!警告

1)VB1を併用せずに高カロリー輸液療法を施行すると重篤なアシドーシス発現あり,必ずVB1を併用.VB1欠乏症と思われる重篤なアシドーシス発現の際は,直ちに100~400mgのVB1製剤を急速静注.又,高カロリー輸液療法施行中患者では,基礎疾患及び合併症に起因するアシドーシスが発現することあり→症状発現時,高カロリー輸液療法を中断し,アルカリ化剤の投与等の処置

2)使用施設:医療機関内でのみ使用(在宅療法では使用しない)

3)脂肪を含有する経中心静脈投与輸液であり,除菌用ファイナルフィルターが使用できないため,投与にあたっては細菌混入の防止について特に注意

禁忌

1)高N

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