診療支援
薬剤

合剤新様式
3253
アミゼットB Amizet B(テルモ)
 輸液:200mL
アミパレン Amiparen(大塚工)
 輸液:200・300・400mL
アミニック Aminic(AY)
 輸液:200mL
モリプロンF Moripron-F(AY)
 輸液:200mL

適応

以下の状態時のアミノ酸補給:低蛋白血症,低栄養状態,手術前後

用法

〔末梢静脈投与〕1回200~400mLを緩徐に点滴静注(増減) ►投与速度:アミノ酸の量として60分間に10g前後が体内利用に望ましく,100mL当たり約60分を基準とする ►小児,高齢者,重篤な患者には更に緩徐に注入 ►生体のアミノ酸利用効率上,糖類輸液剤と同時投与が望ましい 〔中心静脈投与〕1日400~800mLを高カロリー輸液法により中心静脈内に持続点滴注入(増減)

禁忌

1)肝性昏睡又は肝性昏睡の恐れ(肝性昏睡悪化又は誘発)

2)重篤な腎障害又は高窒素血症(透析又は血液ろ過患者を除く)(高窒素血症悪化又は誘発)

3)アミノ酸代謝異常(アミノ酸インバランスを助長)

注意

〈基本〉透析又は血液ろ過を実施している重篤な腎障害のある患者又は高窒素血症の患者における,尿素等の除去量,蓄積量は透析の方法及び病態によって異なる.血液生化学検査,酸塩基平衡,体液バランス等の評価により患者の状態を確認した上で投与開始及び継続の可否を判断 〈適用上〉

①Na,Clを含有しない→大量投与時には電解質バランスに注意(アミゼットB)

②酢酸含有→大量投与時又は電解質液を併用する場合には電解質バランスに注意(アミパレン,アミニック,モリプロンF)

③緩徐に静注

患者背景

〈合併・既往〉

①高度のアシドーシス(悪化)

②うっ血性心不全(悪化)

③低Na血症(悪化)

〈腎〉

①重篤な腎障害のある患者又は高窒素血症の患者(いずれも透析又は血液ろ過を実施している患者を除く):禁忌

②透析又は血液ろ過を実施している重篤な腎障害のある患者又は高窒素血症(アミノ酸の代謝産物である尿素等の滞留が起こる恐れ)

〈肝〉肝性昏睡又は肝性昏睡:禁忌

〈妊婦〉有益のみ 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止 〈小児〉低出生体重児及び新生児の臨床試験は未実施 〈高齢〉減量等注意

副作用

〈その他

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