診療支援
薬剤

合剤新様式
3253
プレアミン-P Pleamin-P(扶桑)
 :200mL

適応

新生児,乳児及び1~3歳の幼児における下記状態時のアミノ酸補給に用いる.但し,原則として新生児は出生時体重2kg以上:低蛋白血症,低栄養状態,手術前後

用法

新生児(出生時体重2kg以上)及び乳児:23~36mL(アミノ酸量として1.75~2.75g)/kg/日 1~3歳児:20~33mL(1.50~2.50g)/kg/日 ►高カロリー輸液療法により持続点滴注入(増減)

禁忌

1)アミノ酸代謝異常(アミノ酸インバランス等から副作用発現)

2)重篤な腎障害又は高窒素血症(透析又は血液ろ過患者を除く)

3)肝性昏睡又は肝性昏睡の恐れ

注意

〈基本〉

①透析又は血液ろ過を実施している重篤な腎障害のある患者又は高窒素血症の患者における,尿素等の除去量,蓄積量は透析の方法及び病態によって異なる.血液生化学検査,酸塩基平衡,体液バランス等の評価により患者の状態を確認した上で投与開始及び継続の可否を判断

②高カロリー輸液時(ことに開始時):AST・ALTが一時的に軽度上昇→臨床症状,臨床検査値の推移を慎重に観察し,馴化が得られるまで投与量(又は熱量)の減量を考慮

〈適用上〉酢酸約80mEq/L含有→電解質バランスに注意(大量投与時又は電解質液を併用時)

患者背景

〈合併・既往〉

①高度のアシドーシス(悪化)

②うっ血性心不全(悪化)

③低Na血症(悪化)

〈腎〉

①透析又は血液ろ過を実施している患者を除く重篤な腎障害のある患者又は高窒素血症:禁忌

②透析又は血液ろ過を実施している重篤な腎障害のある患者又は高窒素血症(アミノ酸の代謝産物である尿素等の滞留)

〈肝〉肝性昏睡又は肝性昏睡のおそれ:禁忌

〈小児〉出生時体重2kg未満の低出生体重児:有益のみ(臨床症状,検査値により投与量適宜増減し慎重に)

副作用

1)過敏症(発疹)

2)消化器(悪心,嘔吐)

3)循環器(胸部不快感,動悸)

4)肝臓〔AST・ALT・Al-Pの上昇,黄疸(ビリル

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?