診療支援
薬剤

(合剤)腹膜透析液E
レギュニールHCa Reguneal HCa(バクスター)  342
 1.5液:2.5・5.0L
 1.5液(排液用バッグ付):1.0・1.5・2.0L
 2.5液:2.5・5.0L
 2.5液(排液用バッグ付):1.0・1.5・2.0L 4.25液:2.0L

適応

慢性腎不全における腹膜透析(高マグネシウム血症の改善が不十分な場合に用いる)

用法

腹腔内に注入し,透析治療を目的とした液として使用.1回1.5~2Lを腹腔内に注入し,4~8時間滞液し,効果期待後に排液除去.以上の操作を1回とし,体液の過剰が1kg/日以下の場合,通常1日あたり1.5液のみ3~4回の連続操作を継続して行う.体液の過剰が1kg/日以上の際は,通常2.5液を1~4回,又は4.25液を1~2回処方し,1.5液と組み合せて1日あたり3~5回の連続操作を継続して行う.尚,注入量,滞液時間,操作回数は症状,血液生化学値及び体液の平衡異常,年齢,体重等により適宜増減.注入及び排液速度は,通常300mL/分以下 注意

①1.5液は体液の過剰が1kg/日以下の場合,これのみを1日に3~4回交換使用.2.5液は体液の過剰が1kg/日以上の場合に通常1日に1~4回処方し,1.5液と組み合せて交換使用.4.25液は高浸透圧液であり,これのみを使用の際には脱水→急速な除水や多量の除水を必要とする時で,体液の過剰が1kg/日以上の場合に,通常,1日に1~2回処方し,1.5液と組み合せて交換使用.体液過剰の状況は,患者の体重と基準体重とを比較検討し決定.基準体重は浮腫がなく,細胞外液の過剰に基づくと考えられる心不全等の症状がない状態で測定した体重値である

②本剤の2.5Lは2L貯留を施行しているCAPD患者で透析不足による全身倦怠感,食欲不振,不眠等の尿毒症症状が認められる場合,又は1日5回以上の透析液交換に不都合を感じている場合に,患者の腹腔内容積や肺活量に応じて(体重60kg以上を目安とする)2Lに代え適用

③尚,使用直前に上室液と下室液の2液をよく混合し,混合後は速やかに使用.万一誤って下室液のみ注入の際(特に注入量が1,000mL未満の場合に気付かない恐れがある)には,腹痛又は代謝性ア

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