適応
アントラサイクリン系抗悪性腫瘍剤の血管外漏出
用法
1日1回,投与1日目及び2日目は1,000mg/m2,3日目は500mg/m2を1~2時間かけて3日間連続で静脈内投与.尚,血管外漏出後6時間以内に可能な限り速やかに投与を開始し,2日目及び3日目は1日目と同時刻に開始.又,用量は,1日目及び2日目は各2,000mg,3日目は1,000mgを上限 *中等度及び高度の腎機能障害(Ccr<40mL/分)では通常の半量 注意身長,体重より求めた体表面積より投与量を算出
禁忌
1)過敏症
2)妊婦・妊娠
注意
〈基本〉
①必ずアントラサイクリン系抗悪性腫瘍薬投与患者に対して使用→緊急時に十分対応できる医療施設において,がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師の下で使用
②投与後は血管外漏出の症状が軽快するまで,定期的に漏出部位の状態を観察
③投与中及び終了後に骨髄抑制→定期的に血液検査等,状態を十分観察し,異常の