診療支援
薬剤

ホリナートカルシウム(ロイコボリンカルシウム)新様式E
3929
calcium folinate(calcium leucovorin)
ロイコボリン Leucovorin(ファイザー)
 :3mg/1mL/A

適応

葉酸代謝拮抗薬の毒性軽減

用法

〔メトトレキサート通常療法,CMF療法,メトトレキサート関節リウマチ療法又はM-VAC療法〕メトトレキサートによると思われる副作用が発現した場合:1回6~12mg 6時間毎4回 筋注 ►メトトレキサートを過剰投与した場合は投与したメトトレキサートと同量投与 〔メトトレキサート・ロイコボリン救援療法〕メトトレキサート投与終了3時間目より,1回15mgを3時間間隔で9回静注 以後6時間間隔で8回 静注又は筋注(増減) ►メトトレキサートによる重篤な副作用発現時は用量増加,期間延長 〔メトトレキサート・フルオロウラシル交代療法〕メトトレキサート投与後24時間目より 1回15mgを6時間間隔で2~6回(メトトレキサート投与後24,30,36,42,48,54時間目) 静注又は筋注(増減) ►メトトレキサートによる重篤な副作用発現時は用量増加,期間延長

禁忌

重篤な過敏症

注意

〈適用上〉

①髄腔内投与しない

②メトトレキサートの過量投与時→速やかに本剤投与(メトトレキサートと本剤の投与間隔が長いほど,本剤の効果が低下)

メトトレキサート・フルオロウラシル交代療法:本療法の投与回数は2~6回であるが,腎機能の低下傾向等メトトレキサートの排泄遅延の恐れのある患者,一般状態の悪い患者(特に低栄養状態)では,投与回数を多くすることが望ましい(6回).一般状態良好で腎機能の正常な患者では投与回数を少なくすることも可

〈その他〉葉酸投与により,ビタミンB12欠乏による巨赤芽球性貧血(悪性貧血等)が隠蔽されるとの報告

患者背景

〈妊婦〉妊A

相互

〈併用注意〉葉酸代謝拮抗剤(スルファメトキサゾール・トリメトプリム等)の作用減弱

副作用

〈重大〉ショック,アナフィラキシー:頻度不明(発疹,呼吸困難,血圧低下等)中止,処置 〈その他〉

1)過敏症(発疹,発熱,発赤)

2)投与部位(静注:血管痛,

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