ベンジルペニシリンベンザチン水和物新様式E

6111

benzylpenicillin benzathine hydrate(DBECPCG)

バイシリン Bicilline(MSD)

　G顆粒：40万単位/g

適応

〈適応菌種〉ベンジルペニシリンに感性のレンサ球菌属，肺炎球菌，梅毒トレポネーマ　〈適応症〉リンパ管・リンパ節炎，咽頭・喉頭炎，扁桃炎，急性気管支炎，肺炎，慢性呼吸器病変の二次感染，梅毒，中耳炎，副鼻腔炎，猩紅熱，リウマチ熱の発症予防　注意咽頭・喉頭炎，扁桃炎，急性気管支炎，中耳炎，副鼻腔炎への使用にあたっては，「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し，抗菌薬投与の必要性を判断した上で，本剤の投与が適切と判断される場合に投与する

用法

1回40万単位　1日2～4回(増減)　〔梅毒〕1回40万単位　1日3～4回(増減)

禁忌

過敏症

注意

〈基本〉

①耐性菌の発現等を防ぐため，原則として感受性を確認し，疾病の治療上必要な最小限の期間の投与に留める

②ショックの恐れ→十分な問診

③重篤な血液障害→定期的に検査など十分に観察

④重篤な腎障害→定期的に検査など十分に観察

患者背景

〈合併・既往〉

①ペニシリン系又はセフェム

初出:治療薬マニュアル2024 発行:2024年1月

収載:医学書院 医療情報サービス（2024年11月7日　掲-ID：yak_00000-00_a047b001c001d001e001z0003）