診療支援
薬剤

セフロキサジン水和物新様式
6132
cefroxadine hydrate(CXD)
オラスポア Oraspor(アルフレッサ)
 小児用ドライシロップ:10% 100mg/g(1g/包)

適応

〈適応菌種〉本剤に感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,大腸菌,クレブシエラ属,プロテウス・ミラビリス,インフルエンザ菌 〈適応症〉表在性皮膚感染症,深在性皮膚感染症,咽頭・喉頭炎,扁桃炎,急性気管支炎,慢性呼吸器病変の二次感染,膀胱炎,腎盂腎炎,麦粒腫,中耳炎,猩紅熱 注意咽頭・喉頭炎,扁桃炎,急性気管支炎,中耳炎への使用にあたっては,「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し,抗菌薬投与の必要性を判断した上で,本剤の投与が適切と判断される場合に投与する

用法

小児1日30mg/kg 分3 用時懸濁 経口(増減) ►風味

禁忌

過敏症

注意

〈基本〉

①ショックの恐れ→十分な問診

②耐性菌の発現等を防ぐため,原則として感受性を確認し,疾病の治療上必要な最小限の期間に留める

〈検査〉

①テステープ反応を除くベネディクト試薬,フェーリング試薬,クリニテストによる尿糖検査で偽陽性あり

②直接クームス試験陽性あり

〈適用上〉

➊懸濁液調製後,保存は冷所で7日以内

配合

①他剤との配合はできるだけ回避,やむを得ず配合した場合は冷所保存で7日以内に使用

②SM散,ビオフェルミン末,ポララミンシロップとでは5日以内

③アスピリンと配合し液剤とした場合は冷所保存で3日以内に使用

患者背景

〈合併・既往〉

①セフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴

②ペニシリン系に過敏症の既往歴(類似の化学構造を有しており,交叉過敏反応を起こす恐れ)

③本人又は両親,兄弟に気管支喘息,発疹,蕁麻疹等のアレルギー症状を起こし易い体質

④経口摂取不良又は非経口栄養,全身状態の悪い患者(VK欠乏症状出現)

〈腎〉高度の腎障害(血中濃度上昇→腎障害の程度に応じて用量・投与間隔を適宜調節)

〈妊婦〉有益のみ 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止 〈高齢〉慎重に(用量・投与間隔に留意.VK欠乏により出血傾向)

副作用

〈重大〉

1)ショック(初期症状:不快感,口内

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