診療支援
薬剤

アズトレオナム新様式
6122
aztreonam(AZT)
アザクタム Azactam(エーザイ)
 :注射用0.5g・1g/V 

適応

〈適応菌種〉本剤に感性の淋菌,髄膜炎菌,大腸菌,シトロバクター属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,セラチア属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,プロビデンシア属,インフルエンザ菌,緑膿菌 〈適応症〉敗血症,肺炎,肺膿瘍,慢性呼吸器病変の二次感染,膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性症,慢性症),尿道炎,子宮頸管炎,腹膜炎,腹腔内膿瘍,胆嚢炎,胆管炎,バルトリン腺炎,子宮内感染,子宮付属器炎,子宮傍結合織炎,化膿性髄膜炎,角膜炎(角膜潰瘍を含む),中耳炎,副鼻腔炎 注意副鼻腔炎への使用にあたっては,「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し,抗菌薬投与の必要性を判断した上で,本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること

用法

1日1~2g 分2 静注・点滴静注・筋注(増減) 〔淋菌感染症及び子宮頸管炎〕1日1~2g 分1 筋注・静注(増減) 〔難治性・重症感染症〕1日4gまで 分2~4 小児1日40~80mg/kg 分2~4 静注・点滴静注(増減) 〔難治性・重症感染症〕1日150mg/kgまで増量 分3~4 未熟児・新生児:1回20mg/kg 生後3日まで1日2回,4日以降1日2~3回 静注・点滴静注

禁忌

本剤の成分によるショックの既往歴

注意

〈基本〉

①本剤によるショック,アナフィラキシーの発生を確実に予知できる方法がないので,次の措置をとる

a)事前に既往歴等について十分な問診.尚,抗生物質等によるアレルギー歴は必ず確認

b)投与に際しては,必ずショック等に対する救急処置のとれる準備

c)投与開始~終了後まで患者を安静の状態に保たせ十分観察.特に,開始直後は注意深く観察

②急性腎障害等の重篤な腎障害が発現→定期的に腎機能検査

③肝機能異常の恐れ→必要に応じ肝機能検査

④使用にあたり耐性菌の発現等を防ぐため,原則として感受性を確認し,疾病の治療上必要な最小限の期間の投与に留める

溶解

①溶解

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