診療支援
薬剤

(合剤)パニペネム・ベタミプロン新様式
6139
panipenem・betamipron(1:1)(PAPM/BP)
カルベニン Carbenin(第一三共)
 :点滴用0.25g/V(PAPM250mg・BP250mg) 点滴用0.5g/V(PAPM500mg・BP500mg)

適応

〈適応菌種〉パニペネムに感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,腸球菌属,モラクセラ・カタラーリス,大腸菌,シトロバクター属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,セラチア属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,プロビデンシア属,インフルエンザ菌,シュードモナス属,緑膿菌,バークホルデリア・セパシア,ペプトストレプトコッカス属,バクテロイデス属,プレボテラ属 〈適応症〉敗血症,感染性心内膜炎,深在性皮膚感染症,リンパ管・リンパ節炎,外傷・熱傷及び手術創等の二次感染,肛門周囲膿瘍,骨髄炎,関節炎,咽頭・喉頭炎,扁桃炎(扁桃周囲炎,扁桃周囲膿瘍を含む),急性気管支炎,肺炎,肺膿瘍,膿胸,慢性呼吸器病変の二次感染,膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性症,慢性症),精巣上体炎(副睾丸炎),腹膜炎,腹腔内膿瘍,胆嚢炎,胆管炎,肝膿瘍,バルトリン腺炎,子宮内感染,子宮付属器炎,子宮傍結合織炎,化膿性髄膜炎,眼窩感染,眼内炎(全眼球炎を含む),中耳炎,副鼻腔炎,化膿性唾液腺炎,顎骨周辺の蜂巣炎,顎炎 注意咽頭・喉頭炎,扁桃炎(扁桃周囲炎,扁桃周囲膿瘍を含む),急性気管支炎,中耳炎,副鼻腔炎への使用にあたっては,「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し,抗菌薬投与の必要性を判断した上で,本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること

用法

1日1g(パニペネムとして) 分2 30分以上かけて点滴静注(増減) 〔重症・難治性感染症〕1日2g 分2まで増量 (但し,1回1g投与する場合は60分以上かけて投与) ►通常100mL以上の生食液,5%ブドウ糖液に溶解 ►注射用水は溶液が等張とならない為使用しない 小児1日30~60mg/kg 分3 30分以上かけて点滴静注(増減) 〔重症・難治性感染症〕1日100mg/kgまで増量 分3~4(但し投与量の上限は1日2gまで)

禁忌

1)過敏症

2)バルプロ酸

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