適応
〈適応菌種〉アルベカシンに感性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA) 〈適応症〉敗血症,肺炎 注意本剤はメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症に対してのみ有用性が認められている.尚,MRSAが検出されただけではMRSA感染症とは限らないので,投与にあたっては,以下の点に留意
1)MRSA感染症の診断が確定した場合にのみ投与を原則とする
2)臨床症状及び菌の検出状況からMRSA感染症が推定された場合には,個々の患者背景や臨床症状の推移等を考慮の上,投与の可否を判断
用法
1日150~200mg 分1~2 筋注・点滴静注 ►点滴静注は30分~2時間かけて注入 小児1日4~6mg/kg 分1~2 30分かけて点滴静注 ►年齢,体重,症状により適宜増減 注意
①本剤の薬効は最高血中濃度と最も相関されていることから,1日1回静脈内投与が望ましい
②腎機能異常及び聴力障害等の副作用に留意し,投与期