診療支援
薬剤

ロキシスロマイシン新様式
6149
roxithromycin(RXM)
ルリッド Rulid(サノフィ)
 :150mg
ロキシスロマイシン(150 各社)

適応

〈適応菌種〉本剤に感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス,アクネ菌,肺炎マイコプラズマ(マイコプラズマ・ニューモニエ) 〈適応症〉表在性皮膚感染症,深在性皮膚感染症,リンパ管・リンパ節炎,慢性膿皮症,ざ瘡(化膿性炎症を伴うもの),咽頭・喉頭炎,扁桃炎,急性気管支炎,肺炎,中耳炎,副鼻腔炎,歯周組織炎,歯冠周囲炎,顎炎 注意咽頭・喉頭炎,扁桃炎,急性気管支炎,中耳炎,副鼻腔炎への使用にあたっては,「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し,抗菌薬投与の必要性を判断した上で,本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること

用法

1日300mg 分2

禁忌

1)過敏症

2)エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン,ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩を投与中

注意

〈基本〉

①耐性菌の発現等を防ぐため,原則として感受性を確認し,疾病の治療上必要な最小限の期間の投与に留める

②血小板減少症が現れることがあるので,定期的に検査を行うなど十分観察

〈適用上〉服用時:天然ケイ酸アルミニウムとの併用で本剤の吸収低下の報告

患者背景

〈合併・既往〉

①過敏症の既往歴

②QT延長:先天性QT延長症候群,低K血症等の電解質異常

〈肝〉肝機能障害:血中濃度持続→投与間隔をあける

〈妊婦〉妊B1有益のみ(動物において臨床用量の約80倍で胎児の外形異常及び骨格異常の発現頻度が対象群に比べ高いとの報告) 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(動物で移行) 〈小児〉臨床試験は未実施 〈高齢〉慎重に(高い血中濃度が持続の傾向)

相互

〈併用禁忌〉エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン,ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩:エルゴタミンの作用を増強させ,四肢の虚血を起こす(肝薬物代謝酵素が阻害され,エルゴタミンの血中濃度上昇し,エルゴタミンの末梢血管収縮作用が増強

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