診療支援
薬剤

塩酸ロメフロキサシン新様式
6241
lomefloxacin hydrochloride(LFLX)
バレオン Bareon(ヴィアトリス)
 カプセル:100mg :200mg

適応

〈適応菌種〉ロメフロキサシンに感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,腸球菌属,淋菌,モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス,大腸菌,赤痢菌,サルモネラ属,シトロバクター属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,セラチア属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,プロビデンシア属,インフルエンザ菌,緑膿菌,アシネトバクター属,カンピロバクター属,ペプトストレプトコッカス属 〈適応症〉表在性皮膚感染症,深在性皮膚感染症,リンパ管・リンパ節炎,慢性膿皮症,外傷・熱傷及び手術創等の二次感染,乳腺炎,肛門周囲膿瘍,骨髄炎,関節炎,急性気管支炎,肺炎,肺膿瘍,慢性呼吸器病変の二次感染,膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性症,慢性症),尿道炎,感染性腸炎,バルトリン腺炎,子宮内感染,子宮付属器炎,眼瞼膿瘍,涙嚢炎,麦粒腫,瞼板腺炎,角膜炎(角膜潰瘍を含む),中耳炎,副鼻腔炎,歯周組織炎,歯冠周囲炎,顎炎 注意急性気管支炎,感染性腸炎,副鼻腔炎への使用にあたっては,「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し,抗菌薬投与の必要性を判断した上で,本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること

用法

1回100~200mg 1日2~3回(増減)

禁忌

1)過敏症

2)フルルビプロフェンアキセチル又はフルルビプロフェンを投与中

3)妊婦・妊娠

4)小児

注意

〈基本〉

①耐性菌の発現等を防ぐため,原則として感受性を確認し,疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめる

➋光線過敏症,発疹等の皮膚症状の恐れ→事前に患者に対し以下の点について指導

a)日光曝露をできるだけ回避

b)発疹等が現れた場合には服薬を中止し処置等

➌大動脈瘤,大動脈解離を引き起こすことがあるので,観察を十分に行うとともに,腹部,胸部又は背部に痛み等の症状が現れた場合には直ちに医師の診察を受けるよう患者に指導.

④急性腎障害等の重篤な腎障害が現れる→定期的に

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