適応
〈適応菌種〉パズフロキサシンに感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,腸球菌属,モラクセラ・カタラーリス,大腸菌,シトロバクター属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,セラチア属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,プロビデンシア属,インフルエンザ菌,緑膿菌,アシネトバクター属,レジオネラ属,バクテロイデス属,プレボテラ属 〈適応症〉敗血症,外傷・熱傷及び手術創等の二次感染,肺炎,肺膿瘍,慢性呼吸器病変の二次感染,複雑性膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性症,慢性症),腹膜炎,腹腔内膿瘍,胆嚢炎,胆管炎,肝膿瘍,子宮付属器炎,子宮傍結合織炎 注意
1)起炎菌と適応患者を十分考慮し,第1選択薬としての要否を検討
2)細菌学的検査を実施した後に投与
用法
1日1,000mg 分2 点滴静注 尚,年齢,症状に応じ,1日600mg 分2 点滴静注等減量 ►30分~1時間かけて投与 〔敗血症,肺炎球菌による肺炎,重症・難治性の呼吸器感染症(肺炎,慢性呼吸器病変の二次感染に限る)〕1日2,000mg 分2 点滴静注 ►点滴静注に際しては,1時間かけて投与 ►起炎菌と適応患者を十分考慮し,第1選択薬としての要否を検討 ►投与開始後3日を目安として継続投与が必要か判定し,投与中止又はより適切な他剤への切り替えを検討.本剤の投与期間は原則として14日以内 注意
①本剤の使用に際しては,投与開始後3日を目安として継続投与が必要か判定し,投与中止又はより適切な他剤に切り替えるべきか検討.更に,本剤の投与期間は,原則として14日以内とする
②本剤の臨床試験において,1日1,000mg投与時と比較して1日2,000mg投与時では,注射部位反応等の副作用発現率が高い傾向が認められた為,1日2,000mg投与は,他の抗菌薬の投与を考慮した上で,必要な患者に限り,副作用の発現に十分注意して慎重に投与
③高度の腎障