適応
〈適応菌種〉テジゾリドに感性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA) 〈適応症〉深在性皮膚感染症,慢性膿皮症,外傷・熱傷及び手術創等の二次感染,びらん・潰瘍の二次感染 注意使用にあたっては耐性菌の発現等を防ぐ為,原則として他の抗菌薬及び本剤に対する感受性(耐性)を確認
用法
内200mgを1日1回経口投与 注200mgを1日1回1時間かけて点滴静注 注意
①本剤はグラム陽性菌に対してのみ抗菌活性を有する.従ってグラム陰性菌等を含む混合感染と診断された,又は混合感染の疑いの場合は適切な薬剤を併用
②注射剤から錠剤への切替え:注射剤から投与を開始した患者において,経口投与可能であると医師が判断した場合は同じ用量の錠剤に切替え可
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉錠
①使用にあたっては耐性菌の発現等を防ぐ為,次の点に注意
a)感染症の治療に十分な知識と経験を持つ医師又はその指導の下で行う
b)投与期間は感染部位,重症度,患者の症状等を考慮し,適切な時期に本剤の継続投与が必要か判定し,疾病の治療上必要な最小限の期間の投与に留める
注本剤によるショック,アナフィラキシーの発生を確実に予知できる方法がないので次の措置をとる
①事前に既往歴等について十分な問診を行う.抗生物質等によるアレルギー歴は必ず確認
②投与に際しては必ずショック等に対する救急処置のとれる準備をしておく
③投与開始から投与終了後まで患者を安静の状態に保たせ十分な観察を行う.特に投与開始直後は注意深く観察
〈適用上〉注
①調製方法
a)本剤1Vに注射用水4mLを加える
b)なるべく泡立たないようにバイアルをゆっくり回し,内容物を完全に溶解
c)生じた泡が消えるまで放置し不溶物がないことを確認
d)得られた溶液は速やかに使用する.やむを得ず溶液を保存する場合でも室温又は冷蔵庫(2~8℃)に保存し24時間以内に使用
e)投与前にd)の溶液を生食液250mLで希釈して
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