診療支援
薬剤

リファブチン新様式E
6169
rifabutin(RBT)
ミコブティン Mycobutin(ファイザー)
 カプセル:150mg

適応

〈適応菌種〉本剤に感性のマイコバクテリウム属 〈適応症〉

1結核症

2マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症を含む非結核性抗酸菌症

3HIV感染患者における播種性MAC症の発症抑制

注意リファンピシンの使用が困難な場合に使用

用法

1150~300mgを1日1回経口(多剤耐性結核症には300~450mgを1日1回) 23300mgを1日1回経口 注意

①使用の際は,近年,新たな臨床試験を実施していない為,投与開始時期,投与期間,併用薬等について国内外の学会のガイドライン等,最新の情報を参考にし,投与

②エファビレンツ等のCYP3Aを誘導する薬剤と併用する場合には,本剤の曝露量が低下の可能性あり→ガイドライン等を参考に本剤の増量を考慮

③1日投与量が300mgを超える場合は,副作用の発現頻度が高くなる→特に注意

④重度の腎機能障害(Ccr<30mL/分)には,本剤の用量を半量に

⑤本剤をMAC症を含む非結核性抗酸菌症並びに結核症の治療に使用の際には,抗酸菌に感受性を示す他の薬剤と必ず併用

禁忌

1)過敏症〔本剤,リファマイシン系薬剤(リファンピシン)〕

2)ボリコナゾール,グラゾプレビル水和物,エルバスビル,チカグレロル,アルテメテル・ルメファントリン,リルピビリン塩酸塩・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩・エムトリシタビン,イサブコナゾニウム投与中

注意

〈基本〉

①耐性菌の発現等を防ぐため,原則として感受性を確認し,疾病の治療上必要な最小限の期間に留める

②白血球減少症,血小板減少症等の血液障害あり→定期的に血液検査

③肝機能障害あり→定期的に肝機能検査

〈その他〉

➊尿,便,皮膚,唾液,痰,汗,涙液が橙赤色となることあり.コンタクトレンズ,特にソフトコンタクトレンズは着色することあり

患者背景

〈腎〉重度の腎機能障害(Ccr<30mL/分) 〈肝〉重度の肝機能障害(肝機能を悪化→用量減量を考慮

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