適応
クロストリジウム・ディフィシル感染症の再発抑制 注意添付文書の「臨床成績」の内容を理解した上でクロストリジウム・ディフィシル感染症の既往がある等,再発リスクが高いと判断した患者を対象とする
用法
10mg/kgを60分かけて単回点滴静注 注意
①クロストリジウム・ディフィシル感染症に対する治療は別途適切に行う
②本剤はクロストリジウム・ディフィシル感染症に対する治療施行中に投与
③本剤を複数回投与した場合のベネフィット・リスクは不明
禁忌
過敏症
注意
〈適用上〉
①調製時
a)バイアルは冷所(2~8℃)から取り出したら速やかに調製.保存を必要とする場合はバイアルは常温,遮光条件下で24時間以内に調製
b)調製前に変色,異物がないことを確認.本剤は無色~薄い黄色で澄明~薄い乳白色の液である.溶液に変色や異物があった場合は使用禁
c)バイアルは振盪不可
d)患者の体重に基づいて必要量を分取し生食液又は5%ブドウ糖注射液を含む点滴バッグに加えて希釈し,最終濃度を1~10mg/mLとする
e)希釈後は静かに転倒混和
f)使用後のバイアルと残液は廃棄
②希釈後の保存
a)本剤は保存剤を含まない為,調製後は速やかに使用.保存を必要とする場合は調製開始後常温では16時間以内,冷所(2~8℃)では24時間以内に使用.冷所保存した場合は投与前に常温に戻す.保存可能時間は点滴終了までの時間を含む
b)希釈後は冷凍禁
③投与時
a)本剤は無菌処理及び発熱物質に対する処理が行われた蛋白質低吸着性のインラインフィルター(0.2~5μm)を使用し60分かけて点滴静注
b)他の薬剤と同じラインで同時に本剤を投与不可
患者背景
〈合併・既往〉うっ血性心不全(心不全が悪化)
〈妊婦〉妊B2有益のみ(ヒトIgGは母体から胎児へ移行することが知られている.尚生殖発生毒性試験は未実施) 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(ヒトIgGは乳汁中に移行するこ