適応
〈適応菌種〉クリプトコックス,カンジダ,アスペルギルス,コクシジオイデスのうち本剤感性菌 〈適応症〉真菌血症,肺真菌症,消化管真菌症,尿路真菌症,真菌髄膜炎
用法
点滴静注:初回200mg 以後1回200~400mg 1日1~3回 30~60分以上かける(増減) ►本剤をミコナゾールとして200mg当たり200mL以上の生食液又は5%ブドウ糖液で希釈(輸液量が制限される場合は200mg当たり50mL以上の生食液又は5%ブドウ糖液で希釈) ►髄膜炎は髄腔内注入を併用 髄腔内注入(髄膜炎):注射液(1%)を使用 1日1回5~20mg 1~7日毎(増減) 注意髄腔内注入は確定診断された真菌髄膜炎だけに行うこと
禁忌
1)過敏症
2)ワルファリンカリウム,ピモジド,キニジン,トリアゾラム,シンバスタチン,アゼルニジピン,オルメサルタン メドキソミル・アゼルニジピン,ニソルジピン,ブロナンセリン,エルゴタミン・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン,ジヒドロエルゴタミン,リバーロキサバン,アスナプレビル,ロミタピド,ルラシドンを投与中
3)妊婦・妊娠
注意
〈基本〉
①希釈せずに急速に注射した場合,一過性の頻脈又は不整脈が現れる恐れ→用法・用量を厳守
②添加剤のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有する医薬品でショックの発現が報告→投与に際してはアレルギー既往歴,薬物過敏症等について十分な問診
③肝機能障害,黄疸の可能性→定期的に臨床検査
④急性腎障害の可能性→定期的に臨床検査
⑤汎血球減少,白血球減少,血小板減少の可能性→定期的に臨床検査
⑥(真菌髄膜炎)投与に際しては観察を十分に行い,投与部位,投与速度,投与間隔等に十分注意
〈適用上〉
①調製時
配合他剤と配合後速やかに使用
②投与時:ポリ塩化ビニル(PVC)製の輸液セット等の使用は避ける〔ミコナゾールはPVC製の器具等に吸着.又,本剤に含まれるポリオキシエチ