診療支援
薬剤

テルビナフィン塩酸塩新様式E運転△
629
terbinafine hydrochloride
ラミシール Lamisil(サンファーマ)
 :125mg
テルビナフィン(125 各社),テルビナフィン塩酸塩(125 フェルゼン)

適応

〈適応菌種〉皮膚糸状菌(トリコフィトン属,ミクロスポルム属,エピデルモフィトン属),カンジダ属,スポロトリックス属,ホンセカエア属(但し,外用抗真菌薬では治療困難な患者に限る) 〈適応症〉

1深在性皮膚真菌症:白癬性肉芽腫,スポロトリコーシス,クロモミコーシス

2表在性皮膚真菌症

a)白癬(爪白癬,手・足白癬,生毛部白癬,頭部白癬,ケルスス禿瘡,白癬性毛瘡,生毛部急性深在性白癬,硬毛部急性深在性白癬),手・足白癬は角質増殖型の患者及び趾間型で角化・浸軟の強い患者,生毛部白癬は感染の部位及び範囲より外用抗真菌剤を適用できない患者に限る

b)カンジダ症:爪カンジダ症

注意罹患部位,重症度及び感染の範囲より本剤の内服が適切と判断される患者にのみ使用し,外用抗真菌剤で治療可能な患者には使用しない

用法

1日1回125mg食後(増減)

!警告

1)重篤な肝障害(肝不全,肝炎,胆汁うっ滞,黄疸等)及び汎血球減少,無顆粒球症,血小板減少が現れることがあり,死亡に至った例も報告.使用する場合には,投与前に肝機能検査及び血液検査を行い,投与中は随伴症状に注意し,定期的に肝機能検査及び血液検査を行うなど観察を十分に

2)使用にあたっては,添付文書を熟読

禁忌

1)重篤な肝障害

2)汎血球減少無顆粒球症血小板減少等の血液障害

3)過敏症

注意

〈基本〉

①重篤な肝障害(肝不全,肝炎,胆汁うっ滞,黄疸等)が現れることがあり,死亡例の報告.重篤な肝障害は主に投与開始後2カ月以内に現れるので,投与開始後2カ月間は月1回の肝機能検査→その後も定期的に肝機能検査等観察

②汎血球減少,無顆粒球症及び血小板減少が現れることあり→定期的に血液検査(血球数算定,白血球分画等)

③投与は皮膚真菌症の治療に十分な経験を持つ医師のもとで適切と判断される患者についてのみ投与

➍投与にあたっては添付文書を熟読し,副作用について十分説明すると共に,異常が認

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