診療支援
薬剤

レテルモビル新様式
625
letermovir
プレバイミス Prevymis(MSD)
 :240mg 点滴静注:240mg/12mL/V

適応

同種造血幹細胞移植患者におけるサイトメガロウイルス(CMV)感染症の発症抑制

用法

480mgを1日1回経口投与.シクロスポリンと併用投与の場合240mgを1日1回経口 480mgを1日1回約60分かけて点滴静注.シクロスポリンと併用投与の場合240mgを1日1回約60分かけて点滴静注 注意

①錠剤と注射剤は医師の判断で切替えて使用可.但し臨床試験で注射剤の長期投与の経験はなく,注射剤の添加剤ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンは腎機能障害患者で蓄積し,腎機能の悪化等の恐れがある為,注射剤の投与は最小限の期間とし,経口投与可能な患者には経口投与を選択

②同種造血幹細胞移植の移植当日から移植後28日目までを目安として投与を開始.投与期間は患者のCMV感染症の発症リスクを考慮しながら,移植後200日目までを目安とする.CMV血症又はCMV感染症が確認された場合には,投与を中止しCMVに対する治療等適切な対応を行う

!警告

‍ 同種造血幹細胞移植患者の感染管理に十分な知識・経験を持つ医師の下で,本剤投与が適切と判断される症例のみに投与

禁忌

1)過敏症

2)ピモジド,エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン,ジヒドロエルゴタミン,メチルエルゴメトリン,エルゴメトリンを投与中

注意

〈基本〉長期間に亘り点滴静注製剤を継続して使用する場合には,添加剤ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンの蓄積により腎機能障害の悪化等の恐れがある為,定期的に腎機能検査の実施等観察を十分に行う 〈適用上〉

①調製時

a)希釈前に変色や不溶性異物がないか,各バイアルを確認する.本剤は無色澄明の溶液である.また,製品由来の少量の半透明又は白色の微粒子を含むことがある.バイアル内の溶液に変色や濁り,又は異物(少量の半透明又は白色の微粒子以外)が認められた場合は使用しないこと.バイアルを振盪し

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