診療支援
薬剤

リルピビリン新様式H
625
rilpivirine
リカムビス Rekambys(ヤンセン)
 水懸筋注:600・900mg/2・3mL/V

適応

HIV-1感染症 注意

1)ウイルス学的失敗の経験がなく,切り替え前6カ月間以上においてウイルス学的抑制〔ヒト免疫不全ウイルス(HIV)-1 RNA量が50copies/mL未満〕が得られており,本薬及びカボテグラビルに対する耐性関連変異を持たず,本剤への切り替えが適切と判断される抗HIV薬既治療患者に使用

2)投与前に本薬経口剤をカボテグラビル経口剤との併用により1カ月間(少なくとも28日間)を目安に投与し,両薬に対する忍容性が確認された患者を対象

3)患者の治療歴及び可能な場合には薬剤耐性検査(遺伝子型解析或いは表現型解析)を参考に治療

用法

〈1カ月間隔投与〉カボテグラビルとの併用において900mgを臀部筋肉内投与.以降は600mgを1カ月に1回臀部筋肉内投与 〈2カ月間隔投与〉カボテグラビルとの併用において900mgを臀部筋肉内投与.初回投与1カ月後に900mgを臀部筋肉内投与し,以降は900mgを2カ月に1回臀部筋肉内投与 注意

①投与スケジュールを遵守.遵守できなかった場合は,継続の可否も含め治療法を再考

②初回投与は本薬経口剤及びカボテグラビル経口剤の投与最終日と同日に行う

③患者の状態及びリスク・ベネフィットを考慮して,医師が慎重に用法及び用量を選択

〈1カ月間隔投与〉2回目以降の投与は,投与予定日の前後7日以内に投与.7日後までに投与できない場合は代替として本薬経口剤とカボテグラビル経口剤を1日1回併用投与.経口剤による代替期間が2カ月間を超える場合は他の抗HIV薬への切り替えを考慮

〈1カ月間隔投与〉代替経口投与後,本剤の1カ月間隔投与を再開する場合は,本剤最終投与からの期間に基づき次に従い再開.尚本剤の投与再開は代替経口投与最終日と同日に行う

a)本剤最終投与から2カ月以内:可能な限り早期に600mg1回臀部筋肉内投与で再開.以降は600mgを1カ月に1回臀部筋肉内

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