診療支援
薬剤

ドラビリン新様式H
625
doravirine
ピフェルトロ Pifeltro(MSD)
 :100mg

適応

HIV-1感染症 注意

1)次の何れかに使用

a)抗HIV薬による治療未経験

b)ウイルス学的失敗の経験がなく,切り替え前に6カ月間以上ウイルス学的抑制(HIV-1 RNA量が50copies/mL未満)をされ,本剤に対する耐性関連変異を持たず,本剤への切り替えが適切と判断される抗HIV薬既治療

2)治療に際し,治療歴及び可能な場合には薬剤耐性検査(遺伝子型解析或いは表現型解析)を参考に

用法

100mgを1日1回経口.本剤は食事の有無に関わらず投与可.投与に際し必ず他の抗HIV薬と併用 注意リファブチン併用の際は,本剤100mgを約12時間の間隔を空けて1日2回に増量.リファブチン中止の際は,本剤100mgを1日1回に減量

禁忌

1)カルバマゼピンフェノバルビタールフェニトインホスフェニトインエンザルタミドリファンピシンミトタンセイヨウオトギリソウ含有食品を投与中

2)過敏症

注意

〈基本〉

➊本剤の使用に際しては,国内外のガイドライン等の最新情報を参考に,患者又はそれに代わる適切な者に,次の事項についてよく説明し同意を得た後,使用

a)本剤はHIV感染症の根治療法薬ではない→日和見感染を含むHIV感染症の進展に伴う疾病を発症し続ける可能性がある為,投与開始後の身体状況の変化については,全て担当医に報告

b)長期投与による影響は現在のところ不明

c)抗ウイルス効果を最大にする為に,担当医の指示なしに用量変更・服用中止は不可

②本剤は併用薬との相互作用がある為,服用中の全ての薬剤を担当医に報告.又,本剤治療中に他の薬剤を新たに服用する際,事前に担当医に相談

③本剤を含む抗HIV薬の多剤併用療法で,免疫再構築症候群が報告.投与開始後,免疫機能が回復し,症候性のみならず無症候性日和見感染(マイコバクテリウムアビウムコンプレックス,サイトメガロウイルス,ニューモシスチス等によるもの)等に対する炎

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