適応
HIV感染症
用法
1回600mg 1日2回食後 ►但し,投与初日は1回300mgを1日2回,2日目,3日目は1回400mgを1日2回,4日目は1回500mgを1日2回,5日目以降は600mgを1日2回 必ず他の抗HIV薬と併用 注意
①初期投与において,高い血中濃度と副作用が高頻度に発現の傾向→副作用発現を回避するため低用量から開始
②他の抗HIV薬と併用.最新のガイドラインを確認
③薬物動態学的増強因子(ブースター)として使用の際は,併用薬の添付文書,最新のガイドラインを確認
禁忌
1)過敏症
2)以下の薬剤を投与中:キニジン,ベプリジル,フレカイニド,プロパフェノン,アミオダロン,ピモジド,ピロキシカム,アンピロキシカム,エルゴタミン・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン,ジヒドロエルゴタミン,エルゴメトリン,メチルエルゴメトリン,エレトリプタン,バルデナフィル,シルデナフィル(レバチオ),タダラフィル(アドシルカ),アゼルニジピン,アゼルニジピン・オルメサルタン メドキソミル,リファブチン,ブロナンセリン,リバーロキサバン,ロミタピド,ベネトクラクス〔再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期〕,ジアゼパム,クロラゼプ酸,エスタゾラム,フルラゼパム,トリアゾラム,ミダゾラム,ルラシドン,ボリコナゾール
3)腎機能又は肝機能障害のある患者で,コルヒチンを投与中
注意
〈基本〉
➊使用に際して,国内外のガイドライン等の最新情報を参考に,患者又はそれに代わる適切な者に,以下の事項についてよく説明し同意を得た後使用
a)HIV感染症の根治療法薬ではないことから,日和見感染を含むHIV感染症の進展に伴う疾病を発症し続ける可能性があるので,投与開始後の身体状況の変化は全て担当医に報告
b)長期投与による影響については不明
c)担当医の指示なしに用量変更,中止はしない
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