適応
HIV感染症 注意
1)次のいずれかのHIV感染患者に使用する
a)抗HIV薬の治療経験がない
b)ダルナビル耐性関連変異を持たない抗HIV薬既治療
2)本剤による治療にあたっては,患者の治療歴及び可能な場合には薬剤耐性検査(遺伝子型解析或いは表現型解析)を参考にする
3)小児HIV感染症に対しては本剤投与による有効性及び安全性が未確立
用法
1回1錠を1日1回食事中又は食直後に経口.投与に際しては必ず他の抗HIV薬と併用する 注意
①抗HIV薬による治療経験があり,ウイルス学的抑制が得られていない患者には薬剤耐性遺伝子型検査の実施が推奨されるが,遺伝子型検査が行えない場合には次のとおり
a)HIVプロテアーゼ阻害剤による治療経験のある患者には本剤を使用すべきでない
b)HIVプロテアーゼ阻害剤による治療経験のない患者には本剤の使用が可能
②本剤はダルナビル及びコビシスタットを含有する配合剤であるので,ダルナビル及びコビシスタットを含有する製剤と併用しない.又コビシスタットと同じ薬物動態学的増強因子であるリトナビルを含有する製剤とも併用しない
③本剤と他の抗HIV薬との併用療法において,因果関係が特定できない重篤な副作用が発現し,治療の継続が困難であると判断された場合には,本剤若しくは併用している他の抗HIV薬の一部を減量又は休薬するのではなく,原則として本剤及び併用している他の抗HIV薬の投与をすべて一旦中止
禁忌
1)過敏症
2)リファンピシン,フェノバルビタール,フェニトイン,ホスフェニトイン,カルバマゼピン,セイヨウオトギリソウ含有食品,トリアゾラム,ミダゾラム,ピモジド,シンバスタチン,エルゴタミン・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン,ジヒドロエルゴタミン,エルゴメトリン,メチルエルゴメトリン,バルデナフィル,シルデナフィル(レバチオ),タダラフィル(アドシルカ),ブロナンセリン,ア