適応
HIV感染症 注意
1)患者のCD4リンパ球数及び血漿中HIV RNA量を確認
2)以下のいずれかのヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症患者に使用
a)抗HIV薬による治療経験のない患者
b)インテグラーゼ阻害剤(INSTI)以外の抗HIV薬による治療でウイルス学的抑制が得られていない患者
c)ウイルス学的抑制が得られている以下のいずれかの患者
ア)ドルテグラビル,アバカビル,ラミブジンの組み合わせにより治療中の患者
イ)ウイルス学的失敗の経験がなく,切り替え前6カ月間以上においてウイルス学的抑制が得られており,本剤の有効成分に対する耐性関連変異を持たず,本剤への切り替えが適切であると判断される抗HIV薬既治療患者
3)INSTIに耐性を有する患者に対して,本剤の使用は推奨されない(ドルテグラビル,アバカビル,ラミブジンの3成分で治療された経験はない)
4)患者の治療歴及び可能な場合には薬剤耐性検査(遺伝子型解析あるいは表現型解析)を参考(ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(NRTI)による治療経験がある場合には,NRTIに対する耐性変異を有している可能性)
5)ドルテグラビル,アバカビル及びラミブジンの固定用量を含有する配合剤であるので,アバカビル又はラミブジンの用量調節が必要な以下の患者には個別のドルテグラビル製剤(テビケイ錠),アバカビル製剤(ザイアジェン錠)又はラミブジン製剤(エピビル錠)を用いること
a)腎機能障害(Ccrが30mL/分未満の患者)
b)軽度又は中等度の肝障害患者
用法
1回1錠を食事の有無にかかわらず1日1回経口 注意
①HIV感染症に対して1剤で治療を行うものであるため,他の抗HIV薬と併用しないこと.ただし,ドルテグラビルを追加投与する必要がある場合を除く
②カルバマゼピン,リファンピシン,フェニトイン,ホスフェニトイン,フェノバルビタール,セイヨウオトギリソウ(セント・ジ