適応
HIV-1感染症 注意
1)次の何れかのHIV-1感染患者に使用
a)抗HIV薬の治療経験がない
b)本剤への切り替え前に,抗HIV薬による治療が6カ月間以上変更なく継続され,ウイルス学的抑制(HIV-1 RNA量が50copies/mL未満)が得られており,ダルナビルに対する耐性関連変異を持たず,本剤への切り替えが適切と判断される
2)本剤による治療にあたって,患者の治療歴及び可能な場合には薬剤耐性検査(遺伝子型解析或いは表現型解析)を参考にする
用法
成人及び12歳以上かつ体重40kg以上の小児には1回1錠を1日1回食事中又は食直後に経口 注意
①本剤は4成分を含有する配合剤の為,当該成分含有製剤と併用しない.又コビシスタットと同じ薬物動態学的増強因子であるリトナビルを含有する製剤及びテノホビル ジソプロキシルフマル酸塩を含む製剤とも併用しない
②HIV-1感染症に対して1剤で治療を行うものであるため,他の抗HIV薬と併用しないこと.また,エムトリシタビンと類似の薬剤耐性,ウイルス学的特性を有しているラミブジンを含む製剤と併用しない
③投与後クレアチニンクリアランスが30mL/分未満に低下の場合,中止を考慮
!警告
B型慢性肝炎合併患者では,本剤の投与中止によりB型慢性肝炎再燃の恐れがあるので,中断の場合は十分注意.特に非代償性の場合,重症化の恐れがあるので注意
禁忌
1)過敏症
2)リファンピシン,フェノバルビタール,フェニトイン,ホスフェニトイン,カルバマゼピン,セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品,トリアゾラム,ミダゾラム,ピモジド,シンバスタチン,エルゴタミン・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン,ジヒドロエルゴタミン,エルゴメトリン,メチルエルゴメトリン,バルデナフィル,シルデナフィル(レバチオ),タダラフィル(アドシルカ),ブロナンセリン,アゼルニジピ