診療支援
薬剤

ファビピラビル新様式
625
favipiravir
アビガン Avigan(富士フイルム富山)
 :200mg(薬価基準未収載)

適応

新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症(但し,他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分なものに限る) 注意

1)他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分な新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症が発生し,本剤を当該インフルエンザウイルスへの対策に使用すると国が判断した場合にのみ,患者への投与が検討される医薬品である.使用に際しては,国が示す当該インフルエンザウイルスへの対策の情報を含め,最新の情報を随時参照し,適切な患者に対して使用

2)細菌感染症には効果がない

3)小児等に対する投与経験はない

用法

1日目は1回1,600mgを1日2回,2~5日目は1回600mgを1日2回 ►総投与期間は5日間とする 注意

①インフルエンザ様症状の発現後速やかに投与を開始

②承認用法及び用量における本剤の有効性及び安全性が検討された臨床試験は実施されていない.承認用法及び用量は,インフルエンザウイルス感染症患者を対象としたプラセボ対照第I/Ⅱ相試験成績及び国内外薬物動態データに基づき推定した.また,海外で実施した肝機能障害患者での薬物動態を検討した臨床試験において,肝機能障害患者では,本剤の血漿中濃度が上昇した

!警告

1)動物実験で,初期胚の致死及び催奇形性が確認されていることから,妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与禁

2)妊娠する可能性のある女性に投与する場合は,投与開始前に妊娠検査を行い,陰性であることを確認した上で,投与を開始.又,その危険性について十分に説明した上で,投与期間中及び投与終了後7日間はパートナーと共に極めて有効な避妊法の実施を徹底するよう指導.尚,投与期間中に妊娠が疑われる場合には,直ちに中止し,医師等に連絡するよう患者を指導

3)精液中へ移行することから,男性患者に投与する際は,その危険性について十分に説明した上で,投与期間中及び投与終了後7日

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