診療支援
薬剤

(合剤)カシリビマブ(遺伝子組換え)・イムデビマブ(遺伝子組換え)新様式
625
casirivimab(genetical recombination)・imdevimab(genetical recombination)
ロナプリーブ Ronapreve(中外)
 注射液セット:300〔カシリビマブ(遺伝子組換え)300mg/2.5mL/V,イムデビマブ(遺伝子組換え)300mg/2.5mL/V〕・1,332〔カシリビマブ(遺伝子組換え)1,332mg/11.1mL/V,イムデビマブ(遺伝子組換え)1,332mg/11.1mL/V〕[薬価基準未収載]

適応

SARS-CoV-2による感染症及びその発症抑制 注意〔SARS-CoV-2による感染症〕

1)臨床試験での主な投与経験を踏まえ,SARS-CoV-2による感染症の重症化リスク因子を有し,酸素投与不要患者に投与

2)高流量酸素又は人工呼吸器管理を要する患者で症状悪化の報告

〔SARS-CoV-2による感染症の発症抑制〕以下のすべてを満たす者に投与.また,本剤の投与対象については最新のガイドラインも参考にする

1)SARS-CoV-2による感染症患者の同居家族又は共同生活者等の濃厚接触者,又は無症状のSARS-CoV-2病原体保有者

2)原則として,SARS-CoV-2による感染症の重症化リスク因子を有する者

3)SARS-CoV-2による感染症に対するワクチン接種歴を有しない者,又はワクチン接種歴を有する場合でその効果が不十分と考えられる者

〔共通〕本剤の中和活性が低いSARS-CoV-2変異株に対しては本剤の有効性が期待できない可能性があるため,SARS-CoV-2の最新の流行株の情報を踏まえ,本剤投与の適切性を検討

用法

成人小児(12歳以上かつ体重40kg以上):カシリビマブ(遺伝子組換え)及びイムデビマブ(遺伝子組換え)として各々600mgを併用により単回点滴静注又は単回皮下注射 注意〔SARS-CoV-2による感染症〕

①SARS-CoV-2による感染症の症状が発現してから速やかに投与.臨床試験において,症状発現から8日目以降に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータは得られていない

②点滴静注により投与.点滴静注による投与が実施できずやむを得ない場合にのみ皮下注射による投与を検討する.臨床試験において皮下注射による投与時の有効性は確認されていない

〔SARS-CoV-2による感染症の発症抑制〕

①本剤の投与が適切と判断された後に速やかに投与

②投与後30日目以降の有効性を裏付

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