適応
C型慢性肝炎,C型代償性肝硬変又はC型非代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善 注意使用に際してはHCV RNAが陽性である事を確認
用法
〔未治療又は前治療歴のないC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善〕〔C型非代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善〕1日1回1錠を12週間経口 〔前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善〕リバビリンとの併用において1日1回1錠を24週間経口 注意
①肝予備能,臨床症状等を観察し,適切な用法・用量を選択
②本剤は有効成分としてソホスブビル及びベルパタスビルを含有した配合錠である.本剤の有効成分であるソホスブビルを含む製剤と併用しない
③〔未治療又は前治療歴のないC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善〕国内臨床試験は,未治療又はNS5A阻害剤,NS3/4Aプロテアーゼ阻害剤若しくはNS5Bポリメラーゼ阻害剤の前治療歴(インターフェロン併用NS3/4Aプロテアーゼ阻害剤による治療歴はNS3/4Aプロテアーゼ阻害剤による前治療歴として取り扱わない)のない患者を対象に本剤の有効性及び安全性の検討を目的として実施された
④〔前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善〕国内臨床試験は,NS5A阻害剤,NS3/4Aプロテアーゼ阻害剤又はNS5Bポリメラーゼ阻害剤の前治療歴を有する患者を対象に本剤の有効性及び安全性の検討を目的として実施
!警告
本剤はウイルス性肝疾患の治療に十分な知識・経験を持つ医師の下で本剤の投与が適切と判断される患者に対してのみ投与
禁忌
1)過敏症
2)重度の腎機能障害(eGFR<30mL/分/1.73m2)又は透析を必要とする腎不全
3)カルバマゼピン,フェニトイン,フェノバルビタール,リファンピシン,セイヨウオトギリソウ含有食品を投与中