診療支援
薬剤

ストレプトゾシン新様式H運転△
421
streptozocin
ザノサー Zanosar(ノーベル)
 点滴静注用:1.0g/V

適応

膵・消化管神経内分泌腫瘍 注意添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性及び安全性を十分理解した上で,本剤以外の治療の実施についても慎重に検討し,適応患者を選択

用法

以下用法・用量のいずれかを選択

①5日間連日投与法:1回500mg/m2(体表面積)を1日1回5日間連日点滴静注し,37日間休薬.これを1サイクルとして繰り返す

②1週間間隔投与法:1回1,000mg/m2を1週間毎に1日1回点滴静注(増減),1回の投与量は1,500mg/m2を超えない

注意

①投与の際は,腎毒性を軽減するために輸液を行い,尿量確保に注意

②いずれの投与量においても1回量を30分~2時間かけて点滴静注

③以下の基準を参考に必要に応じて,休薬,減量,中止又は増量 〈休薬基準〉

a)5日間連日投与法で,以下に示した程度の副作用の際は,休薬〔副作用→程度〕

1.好中球数減少→500/mm3未満の場合,1,500/mm3以上に回復するまで休薬

2.発熱性好中球減少症→Grade3の場合,回復するまで休薬

3.血小板数減少→5万/mm3未満の場合,10万/mm3以上に回復するまで休薬

4.非血液毒性(肝転移を有する患者では,γ-GTPを除く)→Grade3の場合,Grade2以下に回復するまで休薬

5.血清クレアチニン上昇→施設基準値の1.5倍を超える場合,1.5倍以下に回復するまで休薬

b)1週間間隔投与法において,以下に示した程度の副作用の際は,休薬〔副作用→程度〕

1.好中球数減少→1,500/mm3未満の場合,1,500/mm3以上に回復するまで休薬

2.発熱性好中球減少症→Grade3の場合,回復するまで休薬

3.血小板数減少→10万/mm3未満の場合,10万/mm3以上に回復するまで休薬

4.非血液毒性(肝転移を有する患者では,γ-GTPを除く)→Grade3の場合,Grade2以下かつ毒性が許容可能となるまで休薬

5.血

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