診療支援
薬剤

テモゾロミド新様式H
4219
temozolomide(TMZ)
テモダール Temodal(MSD)
 カプセル:20・100mg
テモゾロミド(20・100 日本化薬)

適応

1悪性神経膠腫

2再発又は難治性のユーイング肉腫

用法

1〔初発〕放射線照射との併用にて,1回75mg/m2を1日1回連日42日間,経口投与し,4週間休薬.その後,本剤単独にて,1回150mg/m2を1日1回連日5日間,経口投与し,23日間休薬.この28日を1クールとし,次クールでは1回200mg/m2に増量可 〔再発〕1回150mg/m2を1日1回連日5日間,経口投与し,23日間休薬.この28日を1クールとし,次クールで1回200mg/m2に増量可 2イリノテカンと併用にて,1回100mg/m2を1日1回5日間投与し,16日間以上休薬.これを1クールとし,反復投与(適減) 注意

①空腹時に投与が望ましい

〔初発〕(放射線照射との併用時)

a)投与開始に際し以下の条件を全て満たすこと:好中球数が1,500/mm3以上,血小板数が100,000/mm3以上

b)少なくとも週1回の頻度で血液検査を実施し,継続の可否を判断.以下の副作用発現時は投与量の増減を行わず,以下の基準に基づき休薬又は中止

1.好中球数

ア)継続基準:1,500/mm3以上

イ)休薬基準:500~1,500/mm3未満

ウ)中止基準:500/mm3未満

2.血小板数

ア)継続基準:100,000/mm3以上

イ)休薬基準:10,000~100,000/mm3未満

ウ)中止基準:10,000/mm3未満

3.非血液学的副作用(脱毛,悪心・嘔吐は含まない) (NCI-CTC Grade)

ア)継続基準:Grade1以下

イ)休薬基準:中等度の副作用(Grade2)

ウ)中止基準:重度又は生命を脅かす副作用(Grade3又は4)

c)放射線照射中断により放射線治療期間が延長の際,b)の継続基準の条件を満たした時に限り,42日間連日経口投与を最長49日まで延長可

〔初発〕(放射線投与後の単剤投与時)

a)投与開始に際し以下の条件を全て満たすこと:好中

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?