診療支援
薬剤

トラベクテジン新様式H
4291
trabectedin
ヨンデリス Yondelis(大鵬)
 点滴静注用:0.25・1mg/V

適応

悪性軟部腫瘍 注意

1)化学療法未治療例における有効性及び安全性は未確立

2)臨床試験に組み入れられた病理組織型以外の患者における有効性及び安全性は未確立

3)「臨床成績」の内容を熟知し,有効性及び安全性を十分理解した上で,本剤以外の治療の実施についても慎重に検討し,適応患者の選択を行う

用法

1回1.2mg/m2を24時間かけて点滴静注し,少なくとも20日間休薬.これを1サイクルとして,繰り返す(適減) 注意

①本剤と他の抗悪性腫瘍剤との併用について,有効性及び安全性は未確立

②薬液が漏出した場合,重度の組織障害→中心静脈から投与

③以下の基準を参考に必要に応じて,休薬又は減量

a)開始前の臨床検査値が以下の〈投与開始基準〉の基準値を満たさない場合は,投与しないか,又は基準値に回復するまで投与を延期 〈投与開始基準〉(項目→基準値):(好中球数→1,500/mm3以上),(Hb→9.0g/dL以上),(血小板数→10×104/mm3以上),(アルブミン→2.5g/dL以上),(総ビリルビン→1.5mg/dL以下),〔AST,ALT,Al-P(原疾患に起因する場合を除く),CK→施設基準値上限の2.5倍以下〕,(Ccr→30mL/分以上)

b)〈減量基準〉に該当する副作用が発現した場合は,1段階毎に減量.但し,最低投与量は0.8mg/m2‍ 〈減量基準〉(項目→減量基準)(好中球数→500/mm3未満が6日間以上持続.又は500/mm3未満で発熱,感染を伴う),(血小板数→2.5×104/mm3未満),(総ビリルビン→1.5mg/dLを超える),(AST→投与後21日目以降に施設基準値上限の2.5倍を超える),(ALT,Al-P→施設基準値上限の2.5倍を超える),(非血液毒性→グレード3以上) 〈減量の目安〉(減量段階→投与量):(通常投与量→1.2mg/m2),(1段階減量→1.0mg

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