適応
再発又は難治性の末梢性T細胞リンパ腫 注意
1)適応となる疾患の診断は,病理診断に十分な経験を持つ医師又は施設により行う
2)臨床試験に組み入れられた患者の病理組織型等について,添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で,適応患者の選択を行う
用法
1日1回30mg/m2(体表面積)を3~5分間かけて週1回,静脈内投与.これを6週連続で行い7週目は休薬.これを1サイクルとして投与を繰り返す.尚,患者の状態により適宜減量 注意
①他の抗悪性腫瘍剤との併用について有効性及び安全性は未確立
②重度の腎機能障害患者では本剤の血中濃度が上昇することが報告→本剤の減量を考慮すると共に患者の状態をより慎重に観察し有害事象の発現に十分注意
③本剤投与前に患者が次の基準を満たすことを確認
a)投与可能条件
1.粘膜炎:Grade1以下(NCI-CTCAE v3.0による)
2.血小板数:初回投与時は10万/μL以上,2回目投与時以降は5万/μL以上
3.好中球数:1,000/μL以上
④本剤より副作用が発現した場合は,次の基準を参考に本剤を休薬,減量又は投与中止.尚,減量後,再度増量禁図
⑤本剤による副作用を軽減する為,次のように葉酸及びVB12を投与
a)本剤初回投与日の10日以上前から,葉酸として1日1回1.0~1.25mgを連日経口投与.本剤の投与終了日から30日間は投与を継続
b)本剤初回投与日の10日以上前から,VB12として1回1mgを8~10週毎に筋肉内投与.本剤投与中は投与を継続
!警告
施設緊急対応.医師造血器悪性腫瘍の治療に対して十分な知識,経験.IC
禁忌
1)過敏症
2)妊婦・妊娠
注意
〈基本〉
①骨髄抑制が現れることがある為,投与開始前及び投与中は定期的に血液検査を行う等,患者の状態を十分に観察し,日和見感染等の発現に注意
②腫瘍崩壊症候群が現れることがある為,血清
関連リンク