適応
1治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌
2癌化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の胃癌
注意
1)一次治療及び二次治療としての有効性及び安全性は未確立
2)術後補助療法における有効性及び安全性は未確立
3)1においては,臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴について,「臨床成績」の内容を熟知し,有効性及び安全性を十分理解した上で,適応患者の選択
用法
初回投与量(1回量)を体表面積に合わせて以下の基準量とし(トリフルリジンとして約35mg/m2/回),朝食後及び夕食後の1日2回,5日間連続経口投与した後2日間休薬.これを2回繰り返した後14日間休薬.これを1コースとして繰り返す(状態により適減) 〔体表面積(m2)→初回基準量(トリフルリジン相当量)〕
①1.07未満→35mg/回(70mg/日)
②1.07以上1.23未満→40mg/回(80mg/日)
③1.23以上1.38未満→45mg/回(90mg/日)
④1.38以上1.53未満→50mg/回(100mg/日)
⑤1.53以上1.69未満→55mg/回(110mg/日)
⑥1.69以上1.84未満→60mg/回(120mg/日)
⑦1.84以上1.99未満→65mg/回(130mg/日)
⑧1.99以上2.15未満→70mg/回(140mg/日)
⑨2.15以上→75mg/回(150mg/日)
注意
①他の抗悪性腫瘍剤との併用について,有効性及び安全性は未確立
②空腹時投与で,食後投与と比較してFTDのCmaxの上昇→空腹時投与回避
③以下の基準を参考に必要に応じて,減量又は休薬
a)各コース開始時,「投与開始基準」を満たさない場合は投与しない.又,「休薬基準」に該当する有害事象発現の際は休薬し,「投与再開基準」まで回復を待って再開(GradeはCTCAE v3.0に基づく)〔項目:投与開始基準・投与再開基準:休薬基準〕
1.血色素量:8.0g
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