診療支援
薬剤

フルダラビンリン酸エステル新様式EH
4229
fludarabine phosphate(F-ara-AMP)
フルダラ Fludara(サノフィ)
 :10mg

適応

1再発又は難治性の以下の疾患:低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫,マントル細胞リンパ腫

2貧血又は血小板減少症を伴う慢性リンパ性白血病

注意慢性リンパ性白血病にて,未治療例の場合,原疾患の進展に起因する貧血又は血小板減少症を伴う慢性リンパ性白血病患者(Rai分類でハイリスク群又はBinet分類でB又はC期)であり,既治療例の場合,少なくとも一種類の標準的なアルキル化剤を含む治療に無効又は進行性の慢性リンパ性白血病患者である

用法

40mg/m2を1日1回5日間連日経口し,23日間休薬.これを1クールとし,繰り返す(適減) ►低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫:体表面積による投与量(m2→1日用量mg):(0.89~1.13→40mg)(1.14~1.38→50mg)(1.39~1.63→60mg)(1.64~1.88→70mg)(1.89~2.13→80mg)(2.14~2.38→90mg) ►慢性リンパ性白血病:骨髄機能の回復の指標(好中球数1,000/mm3以上及び血小板数100,000/mm3以上)→投与量の調節(次クール開始にあたり,好中球数及び血小板数が前記指標に回復するまで休薬.2週後までに回復した場合は40mg/m2/日で継続.2週後までに回復しなかった場合,好中球数500/mm3以上,及び血小板数50,000/mm3以上であれば30mg/m2/日に減量.好中球数500/mm3未満,及び血小板数50,000/mm3未満であれば20mg/m2/日に減量) ►国内臨床試験において,6クールを超える投与での低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫に対する有効性・安全性は未確認.6クールを超える際は投与継続について慎重に判断 注意

①腎機能低下に応じて以下の目安により減量し,安全性を確認しながら慎重に(体表面積m2→1日用量)

a)C

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