診療支援
薬剤

ネララビン新様式H運転△
4229
nelarabine
アラノンジー Arranon G(サンドP)
 静注用:250mg/50mL/V

適応

再発又は難治性の以下疾患:T細胞急性リンパ性白血病,T細胞リンパ芽球性リンパ腫

用法

1,500mg/m2を1日1回2時間以上かけて点滴静注.これを1,3,5日目に投与し,その後16日間休薬.21日間を1クールとして繰り返す 小児650mg/m2を1日1回1時間以上かけて点滴静注.これを5日間連日投与し,その後16日間休薬.21日間を1クールとして繰り返す 注意

①神経毒性は本剤の用量規制因子→神経系障害の徴候及び症状を注意深く観察.尚,Common Terminology Criteria for Adverse Events(CTCAE)のグレード2以上に該当する神経系障害の徴候が認められた場合は,直ちに中止

②他の抗悪性腫瘍薬との併用に関する有効性及び安全性は未確立

!警告

1)施設緊急対応.医師造血器悪性腫瘍に十分な知識・経験.IC

2)投与後に,傾眠或いはより重度の意識レベルの変化,痙攣等の中枢神経障害,しびれ感,錯感覚,脱力及び麻痺等の末梢性ニューロパチー,脱髄,ギラン・バレー症候群に類似する上行性末梢性ニューロパチー等の重度の神経系障害が報告.これらの症状は,投与を中止しても完全に回復しない場合がある.神経系障害に対しては特に注意深く観察し,神経系障害の徴候が認められた場合には重篤化する恐れがあるので,直ちに中止等適切な対応

禁忌

過敏症

注意

〈基本〉

①免疫機能が抑制された患者への生ワクチン接種により,ワクチン由来の感染を増強の恐れ→投与中に生ワクチンを接種しない

➋傾眠→運転注意

③血液障害→血小板を含む全血算を定期的にモニタリング

④劇症肝炎,肝機能障害,黄疸→定期的に肝機能検査

〈適用上〉

①調製時

a)希釈せずに使用

b)細胞毒性を有するため,調製時には手袋の着用が望ましい.皮膚,眼,粘膜に薬液が付着の際は,直ちに多量の流水でよく洗い流す

②投与時

a)静脈内のみ投与

〈その他〉類薬で二

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