適応
1ヘアリーセル白血病
2再発・再燃又は治療抵抗性の下記疾患:低悪性度又は濾胞性B細胞性非ホジキンリンパ腫,マントル細胞リンパ腫
用法
11日量0.09mg/kg 持続点滴静注 7日間 1コース 27日間持続点滴静注:1日量0.09mg/kg 持続点滴静注7日間,3~5週間休薬を1コースとし,投与を繰り返す 2時間点滴静注・5日間連日投与:1日量0.12mg/kg 1日2時間かけて点滴静注 5日間,少なくとも23日間休薬を1コースとし,投与を繰り返す 注意
①7日間持続点滴静注では,1日量を24時間かけて持続点滴静注,これを7日間連続
②11コース目投与で奏効が得られない場合は,2コース目投与は行わない(更にコース数を重ねても効果がみられる可能性はない)
③12コース目投与は,1コース目投与で奏効が得られた症例に再発,再燃が認められた場合に限り,少なくとも1カ月以上の間隔をおき行う
④21日量,投与時間,投与日数が異なる2通りの用法・用量あり→投与時は過誤が生じないよう注意
!警告
1)施設緊急対応.医師十分な経験.IC
2)骨髄抑制により感染症等の重篤な副作用が発現又は増悪→頻回に臨床検査(血液検査,腎機能・肝機能検査等)を行う等,患者の状態を十分観察
3)遅延性のリンパ球減少により,重症の免疫不全が増悪又は発現→頻回に臨床検査(血液検査等)を行う等,免疫不全の徴候について綿密な検査
4)稀に重篤な神経毒性の報告
禁忌
1)過敏症
2)妊婦・妊娠
注意
〈基本〉
①骨髄抑制により感染症等の重篤な副作用が発現又は増悪あり→頻回に臨床検査(血液検査,腎機能・肝機能検査等)等,状態を十分に観察.特に開始後8週間は週1回以上血液検査実施等十分観察
②遅延性のリンパ球減少(特にCD4陽性リンパ球の減少)により,重症の免疫不全が増悪又は発現あり→頻回に臨床検査(血液検査等)等,免疫不全の徴候について綿密な検査
③免疫抑制
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