診療支援
薬剤

ビンブラスチン硫酸塩新様式EH
424
vinblastine sulfate(VLB)
エクザール Exal(日本化薬)
 :10mg/V

適応

1ビンブラスチン硫酸塩通常療法:以下の疾患の自覚的並びに他覚的症状の寛解〔

a)悪性リンパ腫,絨毛性疾患(絨毛癌,破壊性胞状奇胎,胞状奇胎)

b)再発又は難治性の胚細胞腫瘍(精巣腫瘍,卵巣腫瘍,性腺外腫瘍)

c)ランゲルハンス細胞組織球症〕

2M-VAC療法:尿路上皮癌

用法

1a)白血球数を指標とし,始め週1回 0.1mg/kg 静注 次いで0.05mg/kgずつ増量して週1回0.3mg/kg 静注 年齢,症状により増減 b)標準的な他の抗悪性腫瘍剤との併用療法を行い,1日量0.11mg/kg 1日1回2日間静注 19~26日間休薬 これを1コースとし,繰り返す c)1回6mg/m2を,導入療法では週1回静注,維持療法では2~3週に1回静注 状態により適減 2メトトレキサート,ドキソルビシン,シスプラチンと併用し,1回3mg/m2を静注.前回投与にて副作用発現の場合は,減量又は副作用消失まで休薬 尚,年齢,症状により適減 標準的投与方法:1日目にメトトレキサート30mg/m2,2日目にビンブラスチン3mg/m2,ドキソルビシン30mg(力価)/m2,シスプラチン70mg/m2を静注.15,22日目に,メトトレキサート30mg/m2,ビンブラスチン3mg/m2を静注.これを1コースとして4週毎に繰り返す ►1mg/1mLに注射用水又は生食液で溶解 注意悪性リンパ腫,絨毛性疾患に対して,投与量の決定は,白血球数を指標として1週間間隔で以下のように段階的に増量し,至適投与量に到達(増量の目安:第1回目0.1mg/kg,第2回目0.15mg/kg,第3回目0.2mg/kg,第4回目0.25mg/kg,第5回目0.3mg/kg).白血球数が3,000/μLまで低下した場合は4,000/μL以上に回復するまでは投与を延期.多くの患者における1週間当たりの投与量は0.15~0.2mg/kgにな

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