診療支援
薬剤

パクリタキセル新様式EH
424
paclitaxel(PTX)
アブラキサン Abraxane(大鵬)
 点滴静注用:100mg/V(人血清アルブミン800mg含む)

適応

乳癌,胃癌,非小細胞肺癌,治癒切除不能な膵癌 注意

1)本剤の手術の補助化学療法における有効性及び安全性は未確立

2)膵癌では,病期,全身状態等について添付文書の「臨床成績」を熟知し,有効性・安全性を十分理解の上で,適応患者を選択

用法

乳癌にはA法又はE法,胃癌にはA法又はD法,非小細胞肺癌にはB法,膵癌にはC法 A法:1日1回260mg/m2を30分かけて点滴静注し,少なくとも20日休薬.これを1コースとして繰り返す(適宜減量) B法:1日1回100mg/m2を30分かけて点滴静注し,少なくとも6日休薬.週1回投与を3週連続し,これを1コースとして繰り返す(適減) C法:ゲムシタビンと併用.1日1回125mg/m2 30分かけて点滴静注,6日間休薬.週1回投与を3週間連続し,4週目は休薬.これを1コースとして繰り返す(適減) D法:1日1回100mg/m2 30分かけて点滴静注,6日間休薬.週1回投与を3週間連続し,4週目は休薬.これを1コースとして繰り返す(適減) E法:他の抗悪性腫瘍剤と併用.1日1回100mg/m2を30分かけて点滴静注,少なくとも6日間休薬.週1回投与を3週間連続し,4週目は休薬.これを1コースとして繰り返す(適減) 注意

①以下に留意し,必要に応じ休薬,減量 〈A法・B法又はE法〉好中球数及び血小板数の変動に十分留意し,次コース投与前の臨床検査で好中球数が1,500/mm3未満又は血小板数が100,000/mm3未満であれば,骨髄機能が回復するまでは投与延期.B法又はE法の同一コース内の投与では,投与前の好中球数が500/mm3未満又は血小板数が50,000/mm3未満であれば,骨髄機能が回復するまで投与延期.投与後,好中球数が7日間以上にわたって500/mm3未満となった場合,血小板数が50,000/mm3未満になった場合,発熱性好中球減少症が発現

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