診療支援
薬剤

エリブリンメシル酸塩新様式H
429
eribulin mesilate
ハラヴェン Halaven(エーザイ)
 静注:1mg/2.0mL/V

適応

1手術不能又は再発乳癌

2悪性軟部腫瘍

注意

1)1術前・術後補助化学療法における有効性・安全性は未確立

2)1投与は,アントラサイクリン系抗悪性腫瘍剤及びタキサン系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法を施行後の増悪又は再発例を対象

3)2化学療法未治療例における有効性・安全性は未確立

4)2臨床試験に組み入れられた患者の病理組織型等について,添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性・安全性を十分理解した上で,適応患者を選択

用法

1日1回1.4mg/m2を2~5分間かけて,週1回,静脈内投与.これを2週連続で行い,3週目は休薬.これを1サイクルとして繰り返す(適減) 注意

①他の抗悪性腫瘍剤との併用について,有効性及び安全性は未確立

②以下の基準を参考に必要に応じて,投与を延期,減量又は休薬

a)各サイクル1週目

1.投与開始基準:以下の基準を満たさない場合,投与延期→好中球数:1,000/mm3以上,血小板数:75,000/mm3以上,非血液毒性:Grade2以下

2.減量基準:前サイクルで以下の副作用等が発現した場合,減量した上で投与〔c)参照〕→7日間を超えて継続する好中球数減少(500/mm3未満),発熱又は感染を伴う好中球数減少(1,000/mm3未満),血小板数減少(25,000/mm3未満),輸血を要する血小板数減少(50,000/mm3未満),Grade3以上の非血液毒性,副作用等により,2週目に休薬した場合

b)各サイクル2週目

1.投与開始基準:以下の基準を満たさない場合,投与延期→好中球数:1,000/mm3以上,血小板数:75,000/mm3以上,非血液毒性:Grade2以下

2.投与再開基準:投与延期後1週間以内に上記の投与開始基準を満たした場合,減量〔c)参照〕

3.休薬基準:投与延期後1週間以内に上記の投与開始基準を満たさない場合は休薬

c)(減量を行う際,以下の用量を参考:減量

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