適応
がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な膵癌 注意
1)臨床試験に登録された患者の病期,前治療歴,UGT1A1遺伝子多型等について,添付文書「17.臨床成績」の内容を熟知し,有効性・安全性を十分に理解した上,適応患者を選択
2)一次治療の有効性・安全性は未確立
3)術後補助療法の有効性・安全性は未確立
用法
フルオロウラシル及びレボホリナートとの併用下,1回70mg/m2(体表面積)を90分かけて2週間間隔で点滴静注.又患者の状態により適宜減 注意
①単独投与した際の有効性・安全性は未確立
②UGT1A1*6もしくはUGT1A1*28のホモ接合体を有する患者,又はUGT1A1*6及びUGT1A1*28のヘテロ接合体を有する患者は1回50mg/m2を開始用量(忍容性が認められる際は1回70mg/m2に増量可)
③副作用が発現した際は次の基準を参考に本剤及びフルオロウラシルの減量等を考慮(GradeはCTCAE version 4.0に準じる) 〔投与可能条件〕投与予定日に確認し,当該条件を満たす状態へ回復するまで投与を延期
a)好中球数:1,500/mm3以上
b)発熱性好中球減少症:好中球数1,500/mm3以上かつ感染症から回復していること
c)血小板数:100,000/mm3以上
d)下痢:Grade1又はベースライン
e)その他の副作用(無力症及びGrade3の食欲減退を除く):Grade1又はベースライン
〔投与再開時の減量基準〕前回の投与後に次の何れかの程度に該当する副作用が発現した際は該当する毎に次の減量方法(レボホリナートは減量しない旨が望ましい)に従って減量(「減量時の投与量」を参考にする)
a)好中球減少(Grade3以上又は発熱性好中球減少症),白血球減少,血小板減少,下痢(Grade3以上):本剤及びフルオロウラシルを1段階減量
b)悪心・嘔吐〔Grade3以上(適切な制吐療法にも