診療支援
薬剤

ノギテカン塩酸塩新様式H運転△
424
nogitecan hydrochloride
ハイカムチン Hycamtin(日本化薬)
 :1.1mg(ノギテカンとして)/V

適応

1小細胞肺癌

2癌化学療法後に増悪した卵巣癌

3小児悪性固形腫瘍

4進行又は再発の子宮頸癌

注意

1)2投与の際は,白金製剤を含む化学療法施行後の症例を対象とし,白金製剤に対する感受性を考慮して本剤以外の治療法を慎重に検討した上で,投与開始

2)4投与の際は,添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性及び安全性を十分に理解した上で,適応患者の選択(添付文書の「臨床成績」の項参照)

用法

11日1回1.0mg/m2(体表面積)を5日間連日点滴静注し,最低16日間休薬 これを1コースとして繰り返す(増減) 21日1回1.5mg/m2(体表面積)を5日間連日点滴静注し,最低16日間休薬 これを1コースとして繰り返す(適減) 3他の抗悪性腫瘍剤と併用で1日1回0.75mg/m2を5日間連日点滴静注し,最低16日間休薬 これを1コースとして繰り返す(適減) 4シスプラチンとの併用で1日1回0.75mg/m2を3日間連日点滴静注し,最低18日間休薬 これを1コースとして繰り返す(適減) ►100mLの生食液に混和し,30分かけて点滴静注 注意

①腎障害(20<Ccr<39mL/分)患者では血漿クリアランスの低下及び血中半減期の延長が起こる恐れがあり,初回投与量は通常用量の半量とする.尚,Ccrが20mL/分未満の腎障害患者では十分な成績は得られていない

1重度の血液毒性所見→投与後,血液学的検査値の変動に十分留意し,以下のコースの投与量は状態により適宜増減 〔増減量の目安〕増減量の段階→投与量:1段階増量→1.2mg/m2/日,初回投与量→1.0mg/m2/日,1段階減量→0.8mg/m2/日(尚,1.2mg/m2/日を超える用量で検討された本邦での小細胞肺癌の成績はない)

2重度の血液毒性所見が現れることがあるので,血液学的検査値の変動に十分留意し,次コースの投与量は状態により適宜減量 〔減量の

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