診療支援
薬剤

オキサリプラチン新様式EH
4291
oxaliplatin(L-OHP)
エルプラット Elplat(ヤクルト)
 点滴静注液:50・100・200mg/10・20・40mL/V
オキサリプラチン(50・100・200 各社)

適応

1治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌

2結腸癌における術後補助療法

3治癒切除不能な膵癌

4胃癌

5小腸癌

(一部後発医薬品は効能効果に違いあり) 注意

1)2国内での結腸癌の術後補助療法に関する検討は行われていない

2)2臨床試験の投与対象及び病期毎の結果を熟知し,有効性・安全性を十分に理解した上で,適応患者の選択

3)3患者の病期,全身状態,UGT1A1遺伝子多型等について添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性・安全性を十分理解した上で,適応患者を選択

4)3術後補助療法における有効性・安全性未確立

用法

124A法又はB法 35A法 (適減) A法:他の抗悪性腫瘍剤との併用で,85mg/m2を1日1回2時間で点滴,最低13日間休薬 これを1サイクルとして繰り返す B法:他の抗悪性腫瘍剤との併用で,130mg/m2を1日1回2時間で点滴,最低20日間休薬 これを1サイクルとして繰り返す ►本剤を5%ブドウ糖液に注入し,250~500mLとして点滴静注 注意

①用法・用量は,添付文書の「臨床成績」の内容を熟知した上で,併用する他の抗悪性腫瘍剤に応じて選択

②国内臨床第I相試験で,単剤では130mg/m2の耐容性が認められているが,単剤で用いた場合はその有用性は未確立

③国内臨床第Ⅰ/Ⅱ相試験においてレボホリナート及びフルオロウラシルの急速静脈内投与法での併用療法は耐容性が認められているが,その有用性は未確立

④米国の添付文書には,本剤とホリナート及びフルオロウラシルの静脈内持続投与法との併用療法を行う場合,投与スケジュール(FOLFOX4法)(添付文書参照)を2週毎に行うことが推奨との記載

a)2サイクル目以降の投与可能条件(投与予定日に確認し,当該条件を満たす状態へ回復するまで投与延期)

1.好中球数≧1,500/mm3以上

2.血小板数≧75,000/mm3以上

b)減量基準(米国の添付文書

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