適応
透析施行中の腎性貧血,乳癌
用法
1日20mg 分2 症状により増減 ►透析施行中の腎性貧血には,投与開始後3カ月目頃に効果判定を行い,有効な場合は継続.その後,末梢血液像の改善及び貧血症状の有無等により適宜減量又は休薬
禁忌
1)アンドロゲン依存性腫瘍(例えば前立腺癌,男子乳癌)及びその疑い(腫瘍を増悪・顕在化)
2)妊婦・妊娠
注意
〈基本〉
①透析患者
a)血清Cr上昇,尿量減少→減量又は中止等処置
b)基準体重(dry weight)の増加→血圧の推移(低血圧等)に留意→適切な基準体重を再設定
〈その他〉
①動物で胆汁排泄障害の場合吸収されないとの報告→胆汁うっ滞性黄疸のある患者に効果が期待し難い
②蛋白同化・男性ホルモン剤を長期大量に投与された再生不良性貧血の患者等に肝腫瘍発生の報告
患者背景
〈合併・既往〉
①前立腺肥大(悪化,排尿障害等の症状)
②心疾患(Na又は体液貯留,高Ca血症)
③癌の骨転移(Na又